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04

支援主任(障害者生活ホーム)

Profile

No.04
氏名山田 薫
入職年2015年(新卒)
出身学部人間学部 人間福祉学科卒
所属障害者生活ホーム
役職支援主任

 

01.就活で大田幸陽会を選んだ理由

大学4年次にNPO法人や大田幸陽会の施設で、知的障害のある方の生活介護や移動支援等の多くのアルバイトをしました。そのアルバイト先では大田幸陽会の通所施設に通われている方が多くいらっしゃいました。自宅に近い施設ということで以前から興味を持っていましたが、大田幸陽会をより一層身近に感じました。その体験を元に、自分が生まれ育った大田区の中で障害者の支えになりたいと思うようになりました。

また、大学の先生が大田幸陽会をよく知っていて、先生のお話を伺っているうちに地元で働けることに魅力を感じました。その先生の勧めもあり、大田幸陽会1本に絞って就活をしました。

仕事をする上では、社会福祉士を保有して専門性を身に付けたいと考えました。アルバイトとボランティア活動を続けながら、試験の半年位前からは1日5~6時間は勉強したと思います。目標を達成できたのは、社会福祉士の仕事に興味があったということもありますし、アルバイトやボランティア活動を通して試験の内容が自然と身に付いていったということもあります。楽しみながら勉強することができました。振り返ると、とても充実した学生生活を送ることができました。

02.社会福祉を専攻した理由

大田幸陽会の事業所のすぐ近くに実家があり、小さい頃から障害のある方をバス停等で日常的にお見かけしていました。障害のある方をとても身近な存在として感じていました。

福祉学科を目指そうと思ったのは、中2の「総合的な学習の時間」で特別養護老人ホームの職場体験学習(3日間)をしたことがきっかけになっています。そのときに、事務的な仕事よりはこういう福祉の仕事が自分に合っているかもしれない、と感じました。元々人と話すことがすごく好きだったので、このように人とお話するような福祉の仕事に就きたい、と将来の夢を描くようになりました。

当初は、社会福祉士の仕事内容についてはそれ程詳しくなかったのですが、大学卒業後は社会福祉士という国家資格を持ちながら働きたいと考えるようになりました。そこで、大学は福祉学科に進学しました。

03.現在の仕事内容

大学4年の2月からは研修で、多機能型の「まごめ園」で非常勤職員として生活介護の仕事をしました。最初の配属先も「まごめ園」です。3年間生活介護を担当し、その後2年間は就労継続支援B型の仕事をしました。

現在はグループホームで生活支援をしています。利用者の方の生活に密着した支援ができる点にやりがいを感じています。

04.大田幸陽会に入って良かった点

元々大田区が地元なので、地元で長く働きたいと考えていました。当法人は、事業所全てが大田区内にあるため、自分の知っている地域で長く働ける点に魅力を感じています。

また、大田幸陽会は生活介護だけではなく、就労支援や生活支援、相談支援等、幅広く多岐にわたった事業を展開しています。そのため、様々な仕事にチャレンジすることができます。自分の仕事の領域を拡げるチャンスがあるところに強みを感じています。

また当法人は、女性が安心して働ける環境が十分にあると思います。産休・育児休業の制度が整っていて、時短勤務も選択できます。ライフステージに合った働き方を選択できますので、自分のキャリアプランを諦めることなく仕事に取り組むことができます。有休も比較的取りやすく、シフト勤務の職場でも休みをしっかりと確保できます。ワーク・ライフ・バランスが実現できるところも法人の魅力だと思います。

1993年に設立されて以来、事業規模も拡大しつつあり、新規事業にも取り組んでいます。その中の中心メンバーとして関わることができることにもやりがいを感じます。上層部だけではなく、若い職員も積極的に参加できる点が法人の強みです。

05.キャリアビジョンについて

法人の女性職員の中には、役職に就いて活躍している先輩も多くいます。そういう方々が生き生きと働いていて、育児と仕事を両立している姿に憧れています。憧れる先輩がいる中で働けること、女性が活躍できる職場にいられるのはいいことだなと思っています。自分もそういった先輩を目標にしながらキャリアを積んでいきたいと考えています。

06.大変だったこと、辛かったことの乗り越え方

1年目は、障害のある方への支援の方法や接し方でわからないことがあり、悩むこともありました。3~5年目からはリーダーを任され、利用者支援だけではなく職員のチームをまとめて引っ張っていくことに悩みも生じるようになりました。現在は副主任という立場ですので、上の職位の方々と現場の職員との間で意見をまとめるパイプ役となる点に大変さもあります。

時にはストレスを感じてしまうこともありますが、利用者さんとお話すると楽しくて、そのストレスが緩和されていることがよくあります。人と話すことが好きなので、日々の仕事の中で自然とストレスは解消されている感じがします。

また、職場の雰囲気がとても温かく、過ごしやすいことで乗り越えられるということもあるのかもしれません。ここでは、高齢者介護の分野からいらした方や主婦をされていた方、異業種から来た方等、様々な方と一緒に働いています。皆さんからは、「働きやすい」「雰囲気が温かい」「仕事を丁寧に教えてくれる」という声を多くもらいます。グループホームという場所は利用者様の生活の場であり、心と身体を休める場所です。ここに帰ってきたときに、温かくお迎えし、今日一日の疲れを癒して差し上げたいという気持ちを皆が持っているからかもしれません。自ずと職場全体が温かい雰囲気になっていると思います。

07.就活中の皆さんへメッセージ

学生のうちにはいろいろな人に会って話を聞くことが自分の人生を豊かにすることにつながっていくと思います。ぜひたくさんの人に会って話を聞いてみてください。

また、当法人では障害者支援において幅広い仕事にチャレンジすることができます。利用者様の人生の一部に携わることができるという点では大変さがありますが、非常にやりがいもあります。

特徴的なのは、未経験の方、無資格の方でも柔軟に受け入れている点です。法人全体をみても中途採用の方も多く、福祉業界以外から転職して来た方もたくさんいます。OJTや研修制度がとても充実していますので福祉未経験者も安心して働くことができます。福祉専攻ではなくても活躍の場が開けていますので、ぜひ大田幸陽会の門戸をたたいてみてください。